は~ちゃんは、1歳0ヶ月になったときから、七田式教室に通っている。非認知能力を伸ばすための、幼児向けの塾のようなもの。
通い始めてちょうど1年がたったところだが、効果のほどは正直まだわからない…。
でも、言葉も比較的早いうちからよく出てきているし、歌も好きだし、なにより中室牧子先生が、
「5歳までの幼児教育が重要」
とおっしゃっていたので、それを信じて続けていくつもりである。
さてさて、そんな七田式教室では、いったんどんなことをやっているのか、というお話。
七田式教室とは?
七田式教室を選んだいちばんの理由は、近所に教室があって通いやすかったこと。(幼児を連れて毎週毎週、そう遠くまでは通えません…)
でもそのほかにも、以下のような教育理念に共感したからだ。
- 心の教育を大切にしている
- 目指すところは、「自分で学ぶ子を育てる」こと
幼児のうちに非認知能力を高めておいて、就学後はその“やる気”、”チャレンジ精神”、”最後までやり抜くチカラ”を駆使して、塾など通わずとも好きなことをとことん学ぶようになってくれればいいな、という魂胆。
どんなことをやっているの?
授業は50分間。そのうちの最初の10分ほどで体を動かし、
教室での前半20分ほどはインプット中心の内容、
後半は実際におもちゃなどを使って手を動かして学ぶ。
- 運動(トランポリンを使ったジャンプ、輪っかくぐり、手押し車…などなど)
- インプット(フラッシュカードやそろばん)
- アウトプット(実践:おもちゃ、かるたなどを使って手を動かす学び)
代表的なところだけだが、こんなことをやっている。
※年齢(クラス)によってやることはさまざま。いまは~ちゃんが通っている2歳児クラスの一例です。
フラッシュカード
大量のカードを高速でめくっていくのを、子どもたちはじっと見ているだけ。これで右脳が活性化されるらしい。
絵カードを高速フラッシュすることで、低速な情報にしか反応できない左脳では処理できず、高速自動処理機能をもつ右脳で情報を処理するようになります。
脳が最も成長する幼児期に、右脳を活性化することで、脳全体をバランス良く使うことができるようになり、学習が非常に容易になります。
https://www.shichida.com/category/T_AGE_04/105551.html
100玉そろばん
5飛び、10飛びなど、玉を動かしながら数を読み上げる。
歌を聞く
歌詞に沿った内容のイラストや写真を見ながら、歌を流す。数字の歌、季節に沿った内容の歌、英語の歌…などなど、種類が豊富。
は~ちゃんは歌が大好きなので、興味深そうにいつも聞いている。
絵画を見る
1ヶ月に一人の画家を取り上げ、代表的な作品を見ながら、そのタイトルと画家の名前を、親と先生が交互に、テンポよく口に出す。
こんな感じ。
先生: 菊の花束
親: ルノワール
先生:シャルパンティエ夫人とその子供たち
親: ルノワール
…こんな感じで、ぜんぶで10枚くらいは見ていると思う。
おもちゃを使った実践的な学び
後半は、実際に手を動かして学んでいく。
緑色のマスコットを緑色の枠に置く、など、色を一致させたり、
おもちゃの数を数えたり、
数字の書かれたミニカーを、同じ数字の書かれたスペースに置いたり、
先生と同じ絵のカードを探したり(かるた)…
覚えた言葉や数字、数の概念を、実践してみるアウトプットの時間。
手先を使うことも練習する。は~ちゃんが最近楽しんでいたのは「釣り」のおもちゃ。
クリップのついた魚型の紙片を、磁石のついた釣り竿で釣り上げる。
ゆらゆら揺れる釣り糸を安定させて、クリップにくっつけるというのは、子供にとっては難しいことのようだ。できたときの喜びはひとしお。
レッスン中の子供たちの様子
いまは6人で一緒にレッスンを受けているが、その中には、終始じっと座って先生の言うことを聞いている子もいれば、すぐに席を離れて、後ろに座っているパパ・ママの膝に移動してしまう子もいる。
は~ちゃんは、後者のあまりじっと座っていられないタイプ(汗)
2歳になった今でこそ、少しは席を離れずに座っていられる時間も増えてきたものの、まだまだ立ち上がったり、机の上に腹ばいになったり、ママの膝に座りたがったり…教室でいちばん落ち着いていられないかもしれない。
1歳児クラスのときなどはもっとひどくて、窓の方まで歩いていってしまったり、教材がしまわれている棚に近づいていこうとしたり、なかなかの広範囲で移動もしていた。
まぁでも、先生も慣れたもので、「は~ちゃん、座ろうか」「おうたがはじまるよー」などと、柔らかい口調で誘導しようとしてくれる。親の方が焦ってしまって、洋服を引っ張ったり抱きかかえたりでなんとか引き戻そうとあがくのだが、あんまり強引に戻しては泣き騒がれる恐れもあり、結局は「あ!楽しそうなおうただねぇ!」「つぎはなんの絵かな!?」などと興味を引きつつ、机に戻すしかないのである。
そんな苦行の1歳児クラスであったが、動き回っていても先生の声は聞こえているのだろうし、こういう時間を毎週経験して積み重ねていくことで、落ち着きや集中力もついてくるのではないかと楽観的に構えて、なんとか今まで続けてきている。
お子さんの性格にもよると思うが、2歳くらいになると、なんとか親も安心してレッスンを受けさせられるようになるのではないだろうか。
料金
気になる料金は…わが家は2歳児クラスで、毎月17,820円支払っている。
授業料(15,400円)と、教室維持費(2,420円)。(※教室や年齢に応じて違うのかもしれないので、詳しくは各教室でご確認ください。)
そのほかにも、毎月教材代(?)のようなものが発生する。3~4ヶ月に一度、12,000円程度を支払っているので、毎月3,000円くらいかと思うが、忘れた頃に請求されるので、これが地味にイタイ…
教材費とは、毎回もらえるプリントやシールの料金のことだと思う。こういったもの。
ひらがなのシールをはったり、丸や線を書いたり…おうちで学ぶための教材だと思うのだが…残念ながらわが家ではほとんどやっていない。(やらなきゃ…とは常々思っている…)
結局のところ、役に立つのか??
冒頭でも書いたとおり、まだ2歳なので、効果のほどは正直わからない。
ただ、中室牧子先生も「学力」の経済学の中で書いていたが、どうやら就学前の教育が投資効果がもっとも高いとのことなので、少々学費はお高いと感じているものの、きっと何かしら、非認知能力の向上に良いことがあるのだろうと期待して続けている。
今後のは~ちゃんの成長ぶりを見つつ、七田式の成果については引き続きレポートしていきたい。