初めて選んだえほん
は~ちゃんが1歳7ヶ月くらいのころ、子ども用の本がたくさん揃っているTSUTAYAに連れて行ってみた。
物販店に、ベビーカーや抱っこひもの縛り付けなしの野放し状態で連れて行くのは、ほぼ初めて。
あれこれ手にしてみたがる。
こっちはハラハラドキドキ。汚すんじゃないか?落とすんじゃないか?
あまりあれこれ触らせたくないので、パパが言った。
「は~ちゃん、好きなのひとつだけ買ってあげる。」
は~ちゃんの目がきらり☆
そして手にとったのがこれだ。
動物や”わたし”がおしゃれをする
いろんな動物たちや、人間の”わたし”が、パーティーのためにおしゃれをする。さぁ、どんな変身するのかな?
右のページは縦にも開ける。開いてみると…
じゃじゃーん!変身後の姿!
みけねこのページでは、
ねこしゃん、めがねないねぇ。
(※変身前にはつけていたのに、メガネをはずしたんだね)
ほんとだ! お星さまのめがねがおでこに乗ってるねぇ…!
という会話を毎回楽しみますw
滑舌的に、は~ちゃんには発語が難しい「アルパカ」。
本当は複雑な思い…
本人は気に入っている。何度も読んでとせがまれる。
…でも本当は、母はとても複雑な思いなのだよ。
だって…
ピンクじゃん。おもいっきり。
しかも、鏡の前で化粧して…って、おもいっきり女子向けじゃん。
男子も登場するけどね。
ジェンダーカラーや、「女の子向け」「男の子向け」をできるだけ排除して育てていきたいと思っていた。
なのに、まさか自分から、「ザ・女の子向け」を選んでくるとは。
「好きなのをどうぞ」と言ったからには断れないし、
断るにもどんな理由で断っていいものやら?
そんなわけで、いつも複雑な思いでこの本を読んでいる。
「あえて排除する」のも、親の勝手な制限
でも、いいのだ。とってもかわいい本だし、おしゃれが好きなのは素敵な個性。
この本で、動物の名前も覚えた。アルパカ・おおかみ・三毛猫・くじゃく…。
あからさまに「女子向け」だからって、あえて排除するのもひとつの制限になってしまうのかもしれない。
は~ちゃんの好みを、まるごと受け入れるのだ!
…と、自分のエゴを抑える呪文を心のなかで唱えながら、この本を読んでいる。